給料日前の送別会会費、冠婚葬祭、教育費など目的は色々とありますが、現金を用意するためにキャッシングを利用する人は増えています。
しかし、キャッシングに申込んだからといって希望額を貸してもらえるとは限りません。 借入可能かは審査によって判断・決定されます。
融資の最高額とは？
例えばアコムのキャッシング専用カードだと、商品説明に「ご融資額最高500万円」と書いています。 これば審査によって様々な条件をクリアすれば、アコムのキャッシング専用カードが1人の客に対して500万円まで融資が可能という意味です。
審査時に職業や収入、社会的信頼度などを判断し、500万円以内で「この人にはこのぐらいの額まで融資できる」という融資額が決定されるので、必ずしも満額の500万円を借りることができるという事ではありません。
年収で貸付額が制限される総量規制
その人の年収の3分の1まで貸付を制限する総量規制があるので、どんなに融資額が大きいキャッシングでもその人によって借りられる額が異なってきます。 例えば、他の金融機関から借入の無い年収300万円の人の場合は、最高100万円まで借りられます。
ただし、勤務年数が少ないなどの不安要素があれば評価をマイナスされ、100万円から減らされた額の融資になります。 貸付の中でも車などの目的別ローンやクレジットカードのショッピング利用分、銀行から借りた分などは総量規制の対象外になりますが、消費者金融やクレジットカードのキャッシングは対象になります。
また、1ヶ所の借入額ではなく複数の金融会社からの借入を合計した額なので、他の金融機関からの借入があれば年収300万円の人でも100万円借りられなくなります。
借入額が減らされてしまうケース
年収以外で評価をマイナスされ融資額を減らされてしまうケースは、以下のようなものがあります。
- 勤務年数が少ない
- 正社員じゃない
- 離職率の高い職業に就いている
- 年齢が若すぎる、もしくは高過ぎる
勤務年数は長い方が信頼度が増し、6ヶ月未満だと審査にすら通らないこともあります。 派遣社員やアルバイトはどんなに収入が多くても仕事が不安定だと判断され、評価も下がって融資可能額も少なくなります。 また、水商売など離職率が高い職業も審査面では厳しい傾向にあります。
一般的に20歳から69歳以下の人で安定した収入のある人なら申込は可能なんですが、若いと仕事をすぐに辞めるかもしれない、60歳以上だと退職するかもしれないという不安要素があります。 このような要素から判断し、融資を行う金融会社によって融資額は決定をされます。
【関連サイト】
中小企業融資制度／札幌市
緊急性がなくて今すぐお金を借りたいと言うのでなければ、貸付審査に時間は掛かりますが公的な融資制度を利用するのが良いでしょう。