キャッシングには借りた分のお金を返せばいいというものではなく、必ず利息が発生します。 いったいいくらかかるのか、見てみましょう。
キャッシングの金利は15%~20%
利息は借りた金額に金利を掛けて算出します。 金利を定める法律には利息制限法と出資法という2つの法律が存在しますが、利息制限法では15%~20%、出資法では20%が上限となっています。
認可を受けてまともに営業している消費者金融なら、この金利を超える事はありません。 通常、キャッシングの金利が20%と言う場合は、1年間に20%の金利が掛かってくることを意味しています。 つまり、20%というのは年利ということになります。
例えば、10万円借りた時の年利が20%である場合、1年間に2万円の利息が発生する計算になります。 実際には毎月支払っていかなくてはいけないので、以下の計算式で月々支払う利息を算出します。
- 元金×年利÷365日×借入日数=利息
トイチ金利とは?
トイチとは10日で1割発生する金利のことで、違法な高金利です。 100万円を借りると10日後には10万円の金利が発生するということです。 100万円借りた場合の利息制限法の上限金利は15%ですが、10日間では約4,109円です。 比較するといかにトイチが法外な金利なのかが分かるでしょう。
トイチ金利は違法なので支払う必要はありませんが、闇金は取り立てがきつくつい支払ってしまう人も多いようです。 ほとんどの人が支払い不能に陥ってしまうので、審査が楽だからといっても絶対に闇金から借りないようにしましょう。
下限金利と上限金利
キャッシングの広告を見てみると、「4%~18%」という表現をよく見ますよね。 4%ならかなり低金利で銀行よりもお得になると考えがちですが、よほどのことがない限り下限金利で借りられることはありません。
初めてキャッシングに申込む場合はまず上限金利の適用と思っていいでしょう。 多くの有名消費者金融ではキャッシングで17.8%~18%の金利を設定しているので、消費者金融ごとの差は大きく広がらないでしょう。
また、当然のことですが借りる金額が多くて借入期間が長くなればなるほど支払い利息はかさんでしまいます。 元金はほとんど返済せず毎回のように利息のみ入金していると、法定金利内でもいずれは支払いが難しくなってきます。 キャッシングに申込む前には必ず利息を含めた金額で、返済シミュレーションをしておきましょう。